2018/03/29

タラちゃん館長便り

チェリー美術館へようこそ!
三毛猫姿の館長タラちゃんです。
(写真は、バッグの中に入りたくても入れないタラちゃん館長 )

   皆さんにお越しいただいてうれしいにゃんです!
前回、真季微さんの師匠の山本画伯の絵のご紹介を
しましたので、今回は山本画伯監修の真季微さんの絵の
ご紹介をしたいと思います。言うなれば二人の合作と
言っていい作品です。今では貴重な作品になりました。


 
「不思議の国のチェリー」平成15年F8号
真季微さん人生初!の油彩画作品です。
 当時、真季微さんは自宅近所の文化センターへ、知人繫がりで導かれるようにして行き、山本画伯の絵画教室「ゴッホひまわりの会」に入会しました。初心者の真季微さんが油彩絵の具の扱い方から、画伯の指導を受けながら描いた作品です。思えばこの初作品は、真季微さんの空想の世界と画伯の独自の点描画の世界が出会い始まった記念の絵なのでした。
この絵が完成した時「僕はあなたみたいな人を待っていたんだよ・・」と画伯からお褒めの言葉を頂いたことを、真季微さんは生涯忘れられない言葉だと今でも大変感謝しています。
 


 「チェリーちゃんとお友達」平成16年油彩8号
油彩画二作目の作品です。画面の向かって左の女の子は、初心者らしく丁寧に真季微さんが描いているのですが、右側は真季微さんが丁寧に描き過ぎて、動きが無かったチェリーちゃんを、まるで窓から今にも飛び出しそうな勢いを付けて、画伯が描きこみました!一枚の絵の中で師匠と弟子の作品が左右に展開されている面白い作品になっています☆
けっさくなのは最後に作家のサインを、師匠(山本画伯)が、弟子(真季微さん)が丁寧に可愛く描いた鹿の顔の上に黒々と書き込んだ事です。当時少しばかりショックを受けていた真季微さんでしたが、今となっては貴重な画伯直筆のサインが絵の中に残っていることを有難く喜んでいます。



 「音楽家Keikoの肖像」平成16年油彩8号
油彩画三作目の作品です。モデルは音楽家志娥慶香さんです。当時、真季微さんの所に遊びに来た彼女をその場でスケッチして絵にした作品です。下絵を山本画伯に見せた真季微さんは「線が生きている!これは大家の絵だよ!」と褒められた作品でした。真季微さんも大喜びでした☆がしかし・・・いざ、色を付けていく段階になると、なかなか背景の色が決まらす、困ってしまって画伯に、「先生この背景の窓の外の色は何色がいいと思われますか?」と聞きました。すると画伯は「黄色なんかいいんじゃないかな」と即答!常識的な空色しか頭に浮かばなかった真季微さんは、黄色?黄色!う~ん黄色☆さすが画伯だ!よし黄色にしよう☆と背景を黄色に色付けしたのでした。すると、絵の中から黄色の光が輝やきだして、素晴らしい絵になりました!仕上げの点描は画伯が大胆に入れてくれました。カップのミルクも画伯が注いでくれました(笑)。
この絵を展示会で展示していた時の面白いエピソードがあります。山本画伯が一人残り絵を眺めていていた所に、モデルの志娥慶香さんが偶然やって来て、画伯から呼び止められてこの絵が如何に素晴らしいか♪という説明を篤(とく)と聞かされたということです!真季微さんも直接聞いていない貴重なお褒めの言葉だったみたいです。



「AIRIの夢」平成17年油彩10号
油彩画四作目の作品です。この絵も真季微さんがお得意の空想で描きました。モデルはご近所の可愛い女の子と愛犬(妹)です。当時モデルの女の子が病弱(後に心臓の大手術をした程!)だった為、春の野を元気に走り巡っている姿を、思い描いて絵にしました。そして色付けの段階で最終的に山本画伯に数日預けられて、仕上げは画伯がされました。しだれ桜を大胆に描き、菜の花畑も描き込まれ、微妙な色彩と点描も描き込んで下さいました。当時の真季微さんはまだまだ、桜の花びらを丁寧に一枚一枚描くというチマチマした下絵を描いてましたので(笑)、画伯の介入により大胆で素敵な色彩の絵に仕上がりました。流石の師匠です!これぞ絵画ですね☆展示会で展示していたのは画伯が天に召される前日のことで、この絵を展示会の間中、ずっと食い入るように観ておられたのを真季微さんは今でも思い出します。そして画伯が天に召された数日後に真季微さんは、展示会に来てくれた知人から画伯がその知人に語った最後の言葉を聞く事になりました。「この絵にはムーブ(動き)があるんだよ、動いているんだよ!そしてこの構図は自分にも思いつかないよ・・・」と熱心に語られたそうです。

こうして、二人の共同制作の絵が今でも残っているって素敵なことですね~☆

以上、今回は長いお便りをここまで読み終えて下さった皆様とってもありがとうございました。山本尚政画伯のご意思をしっかり受け止めて、これからも真季微さんを私タラちゃん館長が、お尻を叩いて、は出来ないので、猫キック☆☆☆で教育して行きたいと思いますので、これからも応援して下さいね☆ではまたにゃ~ん(=^・^=)
(写真は無事本日の「タラちゃん館長便り」を書き終えてホッとしているタラちゃん館長~)

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※真季微さんの作品は「作品の紹介Ⅰ」作品の紹介Ⅱ」「小作品
月とピエロの物語で ごゆっくりご鑑賞ください☆

※運命鑑定・占いは五星灯人の部屋へどうぞ☆
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2018/03/15

タラちゃん館長便り

          ☆チェリー美術館へようこそ!
       三毛猫姿の館長タラちゃんです。
昨日3月14日は、真季微さんの絵の師匠の山本尚政画伯の
13年目の命日でした。本日は山本画伯の素晴らしい絵をほんの一部ですがここで御紹介したいと思います。

「心で描くからよい絵なんだよ。
世の中辛く苦しく暗い出来事が多いから、せめて絵は綺麗な明るい色彩で楽しく描きましょう・・・」真季微さんに語られた亡き師、山本尚政の言葉より。

「水族館」 油彩100号
山本尚政独自の油彩点描画の世界。家族とその友人をモチーフに描かれている。圧巻の100号大作!


                「ピエロ」 油彩8号
この絵には微笑ましいエピソードがあります。ルーブル美術館で日本人展が開催された際、フランス人の幼い子が、おもむろにポケットから小銭を取り出し、この絵を買うと言ったそうです。(真季微さんが山本画伯から聞いたちょっと素敵な話) 




「舞楽会幻想」100号
華やかな色彩と躍動感に溢れた大らかな幻想的空間。天女が様々な楽器を手にし華麗に舞い踊る。イメージと稠密な模様が縦横に広がり、それを点描が幻想にしている。
圧巻の100号大作!

山本画伯の絵はF100号の大作が多く、実際に本物を真近で見たら、びっくりする迫力です。色彩の鮮やかさ、細部まで細かに描かれた点描、装飾性に満ちた画面に生の歓喜が渦巻いています!伝統的な絵画の流れに乗りかつ、独自の点描画の世界を築き上げました(画伯はゴッホが大好きでした)。 真季微さんはこの偉大な師匠の画風を引き継ぎ、また独自の世界に少しづつですが向かっています。いつの日かこの二人の作品を大きな空間でたくさんの皆様にお見せ出来たらと思ってやみません。真季微さん、本気でがんばってニャよ~☆
(~掲載しております絵は全て著作権法で保護されております~)


真季微の師山本尚政画伯
大正6年生まれ
京都大学農学部卒、大阪美術学院卒、東京中央美術学園卒
海外芸術交流協会評議員
ハプスブルク芸術友好協会芸術会員

作品を主に海外に出展、受賞歴多数。
ゴッホひまわりの会会長。
平成17年3月没。                                                     

       「山本尚政画伯」     


※真季微さんの作品は「作品の紹介Ⅰ」作品の紹介Ⅱ」「小作品
 「月とピエロの物語」で ごゆっくりご鑑賞ください☆

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2018/03/03

タラちゃん館長便り

「桃の節句のひな祭り」

☆ようこそチェリー美術館へ☆
今日は楽しいひな祭り♪
   女の子の健やかな成長を願って・・・

ということで、「ちさと二十歳」の絵の紹介をします。
この絵はちさとさんのお母さんからご依頼を受けて
真季微さんが油彩で製作しました。
少女から、ちょっぴり大人の女性に成長した、
チーちゃんこと、ちさとさんの
二十歳の輝き☆の瞬間を絵にしています。
詳しくは「作品の紹介Ⅱをみて下さい。

私、タラちゃん館長は、今日のひな祭りの日を、午前中はお家の中を
ジャンジャカびゅんびゅん走って、午後からは雨降りの為にパタッと
夕方までお昼寝していました。
今日は楽しいひな祭り♪というかにゃんというか・・・?

 

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※真季微さんの作品は「作品の紹介Ⅰ」作品の紹介Ⅱ」「小作品
 「月とピエロの物語」で ごゆっくりご鑑賞ください☆

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