絵を見てにっこりをもらえたらうれしい にゃっ 💕
「柿採ったどおぉーー!」
(つれづれなるままに)
先日柿を採りに自然の中に潜りました!まだ紅葉にまではいたっていない、早秋。
刈ったばかりの緑色の草の匂いがムンムンしていた。
嫌いではない自然の匂い。むしろ好きかなと思いながら、
そこいらの空気を思いっきり吸い込む。久しぶりに舗装されていない大地を踏みしめ、景色を眺めながらゆっくりと歩いた。心の底から生きている実感が湧いて来た!
柿の木までたどり着く。
今年は例年より、ひときわ実がたわわになっている。
柿の木には申し訳がないが手入れはしていない。自然にお任せしたままだ。
だから虫くれも多いし、熟した実はもうすでに自然に落ちてしまっていた。
お天道様に身(実)を委ねた、
完全なる自然栽培(聞こえはいいね!)。
上を見上げた。木の枝葉のすき間からチラチラ見える空の色がひときわ青い。
ふと、ゴッホのアーモンドの花の絵を思い出した。満開に咲いたアーモンドの白い花と青い空のコントラストが美しい絵だった・・・。今日の空も雲は無い。秋晴れなんだ!
「虫くれてない、食べごろの実はどれだ・・・。」
ひとりごとを言いながら、いざっ!竹竿を使って柿をもぎ採っていく。
何度も上を見上げては橙色に色付いた美味しそうな実を見分けては、採る、採る。
暫くすると、柿の実が籠いっぱいになった。自然と満面の笑顔になった私。
自分でもおかしいくらい、
「あはははは・・」声を出して笑ってしまった!
嬉しいなー!幸せだー!
柿が大好物な私は、いよいよ食べる時にも、
その甘く美味しい実を口に頬張ると、幸福感でいっぱいになり、噛みしめるごとに笑顔になる。
少し歯ごたえのある実が噛み応えがあって好きだ。
この季節になると毎年の癖のように、大好物の柿と戯れる。
幼い頃からの癖だから仕方がないな。楽しくて美味しいから文句なし!
自然からの贈り物、天の恵みをしみじみとありがたく柿から頂いているこの秋。
私が生まれた時にはすでに当然のように植わっていた柿の木。誰が植えたんだ?じいちゃん、お父さん、ごせんぞさま?・・・。
私、故郷を離れうん十年、いったいこの木は何十年、辛抱強く同じ場所に立っているのだろう。雨の日も風の日も雪の日も日照りの日も・・・。
辛抱強いなあ。あらためて思う、感動的な木だ!感動的な木になったんだ!!
もう誰も住む者のいない土地に毎年、ひっそりと実を付ける老木の柿の木。
今更ながらありがとう!柿の木さんこれからもたまに会いに行くのでどうぞよろしくお願いね。
真季微
*文中のゴッホのアーモンドの花の絵とは、画家のフィンセント・ファン・ゴッホが描いた「花咲くアーモンドの木の枝」の絵のことでした。
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